看護師はマスクが必須な仕事とされています。これは、看護師が不特定多数の人、特に病気を患っている人と接する機会が多いのが理由です。看護師は医療従事者の中でも患者と至近距離で接する機会がもっとも多い仕事であり、それだけ感染リスクが高いと言っても過言ではありません。マスクを付けるのは患者がせきやくしゃみをした際に飛び散る唾液を誤って飲み込まないと共に、自身のせきやくしゃみで唾液を周囲に飛散させない目的があります。マスクを付けている看護師は自身の体調管理と病院の衛生管理を正しく行っていると言えるでしょう。また、マスクには清潔というイメージがあるので、患者を安心させる効果があるのも見逃せない点です。
マスクは顔の多くを覆う形になるので、表情が見えにくいのも事実です。何を考えているのか分からないと敬遠する人がいるのも事実ですが、その一方で疲労などを理由に暗くなった顔色を周囲に見られずに済む利点があります。患者にとって看護師は様々な行動をサポートしてくれる、病院内でもっとも身近な存在です。そのため、看護師の顔色が良くないと患者が不安に感じてしまいます。要らぬ心配によってストレスを溜め込み、体調不良に至る可能性も否定できません。そのような事態を避ける意味でも看護師はマスクが手放せないと言えるでしょう。マスクは病気の感染リスクを軽減するだけではなく、医療従事者と患者との関係を良好に保つのに大きな効果があります。なお、より効果的なマスクの付け方やマスク着用時のメイクのコツなどは、『マスク美人になろう(http://mask-bijin.com)』というサイトで紹介されているので見てみてください。